B型肝炎と性病

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B型肝炎B型肝炎ウイルスによっておこる病気で、おもに血液を通して感染します。このウイルスはHIVの1000倍も感染力が高いといわれています。多いのは母子感染によるもので、生まれた子供は保菌者(キャリア)となって、慢性肝炎になることも多くあります。

大人になって、感染するのは輸血や注射針を介して、およびセックスによる感染が多く、普通は一過性の急性肝炎になります。
◆自覚症状は、HBV感染後、潜伏期(1~6カ月、多くは1~3カ月)を経て、症状が発現してきます。病期を前駆期、黄疸期、回復期に分けることができます。

 ・前駆期:黄疸を伴って発症する約1~2週間前より、かぜのような症状・胃腸症状が出現し悪化してきます。特に全身倦怠感・発熱・食欲不振・悪心(むかつき)・嘔吐が著しくなります。A型肝炎に比べ発熱の頻度は低く、軽い傾向にあります。

 ・黄疸期:黄疸を伴う場合、この時期に目でみてわかるようになります(一般に血清総ビリルビン値が2.0mg/dl以上)。この時期にはト食欲不振・全身倦怠感などの前駆症状、発症初期の症状は改善傾向を示します。持続する場合は重症化の注意が必要です。

 ・回復期:黄疸が徐々に軽減・消失し、自覚症状が改善されます。

◆他覚症状は、褐色尿、灰白色便、眼球結膜・皮膚の黄染が黄疸に伴ってみられます。肝臓は腫大し、圧痛・叩打痛(軽く叩くと痛む)を伴うことがあり、軽度の脾腫大も認めます。関節痛や発疹が出現することがあります。

出血を伴うセックスは危険

特に生理中やアナルセックス、器具を使うセックスなどで、出血を伴うセックスは、感染するリスクが高くなります。またB型肝炎ウィルスの感染者はアジア地域に多いので、海外旅行先では衛生に注意しましょう。

なお、B型肝炎ウイルスはくしゃみ、せき、抱擁、食べ物、飲み物、食器やコップの共用、日常の接触では感染しません。また、B型肝炎ウイルス感染者だからといって、職場や学校などで差別を受ける理由はありません。

B型肝炎の治療方法

一過性の急性肝炎では、安静を保つことが大切です。入院して点滴で栄養補給すれば、通常は2ヶ月程で治ります。まれに劇症肝炎に進むことがありますが、その場合は75%が死に至ります。母親が感染者だと、赤ちゃんの75%がキャリアになるといわれていますが、現在は出生直後の治療で、0.1%にまで減少しています。

<参考>
 ウイルス性肝炎の感染者や患者の団体があり、電話相談等も受け付けています。
 日本肝臓病患者団体協議会
  〒116-0033 東京都新宿区下落合3-6-21-201 号

  TEL :03-5982-2150 (月~金10:00 ~16:30 )
  FAX :03-5982-2151
  URL :http://members.at.infoseek.co.jp/sin594/
  E-mail :s-nisimu@sannet.ne.jp

 全国肝臓病患者連合会、東京肝炎の会
  〒156-0043 東京都世田谷区松原1-12-3-102 号
  TEL :03-3323-2260 (月、水、金13:00 ~17:00 )
  FAX :03-3323-2287

  URL :http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/9112/  E-mail :zenkanren@geocities.co.jp

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