HIV(エイズ)

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AIDS(エイズ)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス=human immunodeficiency virus)の感染によるウイルス感染症で、免疫不全を起こし、日和見感染や悪性腫瘍などを発症してくる症候群を指します。現在までに、HIVは、HIV-1型とHIV-2型が認められていますが、世界で蔓延しているのはHIV-1型のほうです。

HIVエイズ感染グラフ日本に上陸した当初は、同性愛の病気という偏見があり、その後「薬害エイズ事件」では血液製剤による被害が大問題となりました。日本ではグラフのように今や異性間の感染が急速に増加しているのが現状です。全世界でも感染者の70%が、異性間のセックスによる感染で発症しています。

感染してもおよそ10年間は症状が出ません。1回のセックスで感染する確立は1%前後と感染力はさほど強くはありません。HIV感染者の経過観察で初めて気づく所見は、感染から6~8週間ごろに口腔カンジダ症が多く、不明熱、体重減少、寝汗、全身倦怠感などがあり、多くの場合、これらの前ぶれの症状の後にAIDSが発症します。

このように風邪ににたような症状なことから、気づかない人も多く、あっても数週間で消えてしまいますが、その後は数年潜伏期間が続きます。

HIV/エイズ抗原抗体検査キットがインターネットで販売されるようになり、自宅でも検査できるようになりました。

潜伏機関でも、体力や抵抗力の低下などによって、下痢や発熱、全身のリンパ節の腫れなどが起こります。発病すると原虫が原因のカリニ肺炎、カポジ肉腫という特別な腫瘍などに皮膚が侵され、意識障害、痴呆などの神経症状が起こり全身が衰弱していきます。

【血液や体液を通して、性器や傷口から感染します】
HIVというウイルスは、潜伏期間であっても体内で複製されています。血液や精液、膣分泌液、母乳の中に存在しています。感染力は弱いので日常生活での感染はさほど心配はないのですが、セックス(性行為)によって粘膜や皮膚が傷つき、傷に感染者の血液や体液が触れるとそこからウィルスが侵入して感染します。

オーラルセックス(ディープキス、ペッティング、フェラチオ、クンニリングス、アナルSEX等も含める)でも口やのどに傷があればHIVウィルスは感染します。

また日本の性風俗店では、欧米と異なりいわゆる「本番行為」以外の「手コキ」「スマタ」「ピンサロ」「性感マッサージ」等が多く、「本番行為」を行わないことで、ただ避妊さえすればよいという理由でコンドームを使用しないで直接陰部の接触を行うサービスが横行していることも感染の拡大を招いているともいえる。

最近の傾向では性風俗店関連以外も出会い系サイト等による不特定多数の関係による感染の拡大が大きく懸念されている。

【HIVエイズの予防方法】
 コンドームを正しく使用すればHIV以外の性感染症も予防できます

一般的にクラミジア、梅毒、淋病などの性感染症に感染していると、HIVの感染率は数倍高くなると言われています。
 自分自身とパートナーの安全のために、コンドームの使用など予防行動をとることはあたりまえのこととして、お互いによく話し合いましょう。

【HIVエイズの治療方法】
エイズの治療
感染しているかどうかは、血液検査でわかります。血液中にHIV抗体があるかどうか(陽性か陰性か)を調べます。感染してから抗体ができるまで1ヶ月から3ヶ月ほどかかりますので、検査が早すぎると、感染していても陰性になることがあるので、できれば感染機会から3ヶ月を待って受診しましょう。

検査は保健所で無料・匿名で受けられます。10分ほどで終わります。2週間後には結果が陽性のときは、確認検査が行われます。

自宅でできるHIV/エイズ抗原抗体検査キットもインターネットで販売されるようになりました。

HIVエイズ感染症には、特効薬は今のところありませんが、抗ウイルス剤を飲むことによって、発症を遅らせることができます。また、ウイルスが細胞に取り付くところを抑制するような薬剤の開発も試みられ、血中ウイルスを測定感度以下にまで抑えるまでに至っている。これらは、HIV感染者が免疫不全にまでならないように発症を抑えておくのに一定の効果があるが、ウイルスを体内から排除する根本治療には至っていません。

妊娠すると病気の進行が早くなったり、感染症にかかりやすくなったり、感染症にかかりやすくなります。胎児への感染率は25%くらいですが、抗ウイルス剤を飲むと感染率をさげることができます。

HIV/エイズ抗原抗体検査についての詳しい情報はこちらから

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